Twitter poem 【 たんぽぽ 】 他二篇
泡沫恋歌



                   2012/04/19 撮影


 【 たんぽぽ 】

コンクリートの駐車場
ほんの少し剝き出た土塊に
たんぽぽが咲いていた
真っ黄色の花は元気よく
大空に挨拶をしているみたい
風が吹いたら いっせいに旅立とう
綿毛たちもスタンバイしている
けな気なたんぽぽを見ていると
生きる力が湧いてくるんだ


 【 鍵 】

鍵を失くした
それは私を幸せにする鍵だった
怒り 恨み 悲しみ 
そんな禍々しい感情を圧し込んで
蓋をための大事な鍵だった
ある日 突然消えてしまった
鍵を失くしたら
感情が濁流となって
私を呑み込もうとする
ああ 鍵がみつからない!


 【 挨拶 】

おはよう!
朝の挨拶が心地よく 心に響く日は
きっと活力が漲っているんだよ
わくわくする朝の始まりさ
おはよう!
て 挨拶されて
うるさく感じる朝は 心が疲れているの
ちゃんと朝ご飯食べたかい?
小さな波風をそっと摩るようにして
毎日を生きていくんだね




自由詩 Twitter poem 【 たんぽぽ 】 他二篇 Copyright 泡沫恋歌 2012-04-20 13:20:31
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