演繹世界
半知半能

10数インチの画面を眺めていると目が乾くので
ちりちりと
その感覚を楽しもうともせずに目薬を差す
キーの一つに文字一つ
割り当てられたモノの妙な軽さが心地良く気持ち悪い
まぁ、いい

冬が来たなと思う
来たらなとは願わなかったけど冬は来る
咽喉の乾燥だけがインドアから感じる冬の全てで
のど飴
のど飴
万能薬

少し前
昼時にはいつも隣の部屋から子どもを打つ音と
叱る声、怒声 
また今日もか と 思った
偶然に廊下ですれ違うときの子どもの笑顔

その笑顔


磨り減らない革靴の底
出来損ないのペンだこ
読み終わらない小説に
四年前の自画像
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地球の地軸が変わったら僕の性格も変わるかもしれません

変わらないかもしれない

余白は真空
とても丁寧に真空

世界って隅々まで丸い

超方法論



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自由詩 演繹世界 Copyright 半知半能 2004-12-04 23:24:15
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