臆病
ジュリエット
君は不器用だって
全部君のせいにしてきた
でも
ほんとうに不器用なのは
私のほうだったんだよ
私はいつだって
「愛される」ことが
最優先
君に愛してほしくて
「安心」のために愛の言葉をつかう
君がほんとうに好きだから
「愛されたい」
だけど
君を心から信じられないから
無理矢理に
「安心」しようとするんだ
私
ばかだよね
あんなに君が好きだって言ってくれても
まだ君をほんとうに信じきれない
いつか
好きなわけないだろ
なんて
君に言われたらどうしたらいいのって
いつもひとりで怯えてるんだ
笑っていいよ
ばかだなって
どこまで臆病なんだよって
私
強くなるよ
強くなるから
お願いだから
嫌いだって言わないで
ずっとずっと好きだから
いつか
いつか
君に私のすべてをまかせられるぐらい
ぜんぶ
ぜんぶ
信じたら
その笑顔で
私を褒めてね
臆病だけど
君といるときが
君の笑顔が
いちばん
大好きなんだよ