深き眠り
進夜
誰もいない闇の中で
たった独り
泣き叫んでも
声は届かず
無意味な涙は
やがて枯れ果て
生を感じぬまま
死期を待つ
誰の心にも残らぬ
小さすぎる生き物
気付かれぬまま
静かに眠る
自由詩
深き眠り
Copyright
進夜
2004-12-03 23:54:27