age35
たもつ
無人のソファーで
出されたクイズが
回答のないまま
水分を保っている
国道の方から
豆腐の崩れる音がする
扉を開ける
流線形の海へと続いている
お父さん、お母さん
あたりまえのように
あの頃には戻れない
側にいるだけで
安心して楽しかった
自由詩
age35
Copyright
たもつ
2012-03-28 20:02:11
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