びっくり箱
清風三日月
それはね…
びっくり箱だよ
世間では
サプライズ♪
って言うけど
それはね…
僕のびっくり箱♪
中には
大切な人の笑顔と
僕の自己満足が
ぎっしりと
詰まってるんだ
このびっくり箱を
こさえる為には
大切な人と
沢山話をするんだ
そして…
大切な人と
呆れるくらいに一緒に居るの
で、何に興味が
あるんだろう?
って常に考える
その人の話題…
その人の視線…
その人の行動…
全部が僕の
味方になるよ
そして…
これだ!
これしかない!
って答えが出たら
そのびっくり箱に
僕の想いを詰め込むよ
この準備中は
嬉しくて仕方ない
楽しくて仕方ない
幸せで仕方ないんだ
思わず言いたく
なっちゃうけどね…
ここは我慢!
で、びっくり箱が
出来上がったら♪
なに食わぬ顔で
そっと箱を置いておく
箱を見つけたその人は
まるで何かを
予感してるみたいに
『何♪何なん?』
ってニコニコしながら
僕にこう言うの
『開けていい?』
『良いよ♪』
その笑顔は一気に
爆発して…
中身を見たその人は
これでもか!
くらいに喜んでくれる
ちっちゃいけれど
すごく幸せだよ
すごく幸せだった
思い出すと
泣けちゃうくらい…
幸せだった
今度はびっくり箱に
僕自身を入れたいな…
あぁ、また君に
逢いたくなったよ
元気かな…幸せな君へ