登校
yamadahifumi

深夜、少年は目覚め
布団の中でもじもじとする

  少年は何かを予感しているのだ・・・
  少年は何かを待ち受けているのだ・・・

深夜、少年は目覚め
窓を開け無意味に夜空を眺める

  少年は何かと闘っているのだ・・・
  少年はいつも何かと葛藤しているのだ・・・

深夜、少年は目覚め
窓を乗り越え、夜の中へと飛び出して行く

  少年は絶えず冒険しているのだ・・・
  少年は絶えず羽ばたこうとしているのだ・・・

               
 少年は朝目覚めると全てが夢であったことを悟り
 そそくさとパジャマを脱ぎ捨てると登校した。


自由詩 登校 Copyright yamadahifumi 2012-03-19 04:19:18
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