age25
たもつ

 
 
澄んだ犬の鼻先で
春一番の風車が回る
僕らは海鳥のために
塩水を敷き詰めていく
たとえそれが
はき違えた優しさであっても
番組の中継が
ランドセル畑に切り替わる
収穫の最盛期だった
 
 


自由詩 age25 Copyright たもつ 2012-03-18 19:22:19
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