病院体験談 その2〜4 (大盤振る舞い!)
ベンジャミン

いやぁ^^; 微妙な反響だったのでね数で勝負!(勝負?)

「病院体験談 その2」

今回は「胃カメラ体験談」です。
きれいな内容ではないので 食前食後はおひかえください。

最近は胃カメラも受けやすくなりました。というより自分が慣れてしまったっていうのもあるのですけど・・・
胃カメラは口から内視鏡を入れる検査ですから いくら麻酔をしていても「おぇっ」となるわけです。でも 私の場合その「おぇっ」が辛くないんですね。えぇ これもまぁ間違いなく慣れなんですけど。

そんな感じで その日も胃カメラの検査がありました。お決まりの段取りをして口の中にするするとカメラが吸い込まれてゆきます。そして案の定「おぇっ」が来ました。でも胃の中は空っぽなので何も出てくる気配はありません。

それが妙に私の笑いのツボを刺激してしまったらしく おかしくなってしまったんです。我慢しようとすればするほど笑いは込み上げてきます。

「おぇっ クククっ」(笑えないのでのどが鳴ります)
「おぇっ ククククっ」(苦しいです・・・)

そこで先生が言いました。

「○○さん そんなに楽しい?」

この質問で 私の中の笑いは頂点へ。 感覚もおかしくなってしまったのか胃にあたるカメラの感触までくすぐったくなってしまいました。
そしてとどめが 水分を吸い取るバキュームの音です。

「シュゴゴゴ ゴゴッ」
(「シュゴゴゴ だって」 ←心の声)

もうその頃には肩を震わせながら耐えていました。笑いに・・・
見終わって内視鏡を抜くときも笑ってましたね。何がおかしいって こんな自分です。
先生に「どうでしたか?」って聞かれたときも麻酔が効いててうまくしゃべれないのがまたおかしくて笑ってました。
でも やっぱり目元には涙が ただこれは明らかに辛い涙ではなかったろうな・・・

(注)ほんとは楽な検査ではありません また 辛くなくなるくらい頻繁に受けるのも良くないことを付け加えさせていただきます。 

んじゃ 調子に乗ってどんどんいこう!

「病院体験談 その3」

今回は「胃痙攣」です。(検査ではないですね)
「胃痙攣」といのは文字通り胃が痙攣するんですが 文字に似合わず激しく痛いです。えぇ 尋常な痛さではないので普通ならのたうちまわります。
その日私は車を運転していたのですが 何やら下あごに違和感を感じ始めました(←これが前兆です) 経験上「やばい」と思った私は車を止めようとしたんですが ちょっと強くブレーキを踏みすぎて その拍子につばを飲み込んでしまいました(←これが引き金です)

レッツゴー とばかりに激痛スタート。

(ひえー このままじゃ やばい!) と思った私は冷静に考えました。
(あっ ここから病院が近い!) 迷わず再びハンドルを握り病院へ (これは我ながらすごい精神力だと思います)

病院へ着くと問答無用で処置室へ(ほとんど顔パス・・・)

すっとんできた先生に
「くっ・・・ イケイレンです」と伝えると
先生は私をうつぶせに寝かせ ズボンとパンツを半分おろし背中をめくって注射をプスリ。

必至にかけこんで治療を受けた安堵感からか そのあと私は深い眠りにおちました。

しばらく経って・・・

(なんか 寒い・・・) と目覚めた私の目に映ったのは処置室の見慣れた光景でした。
採血をしてる人、血圧をはかってる人等 5・6人いたでしょうか。もちろん看護婦さんも。

そしてやっぱり・・・

(なんか 寒い・・・)

見ると私のズボンは半分下げられたまま。

「うん マニュアル通りだね。 腹部をしめつけちゃいけないからさ♪」 って・・・

(先生・・・ カーテンくらい閉めてくれてもイイジャナイデスカ・・・)

いったい何人くらい うつぶせになった半ケツの男を見たのだろう・・・

涙はでなかったけど ちょっと泣きたい気分でした。(完・・・)

まだまだ続くよ^^(←そろそろやめれば?)

「病院体験談 その4」

今回も食前食後の方はおひかえください。
今日のお題は「腎裂傷」です。(リアルでしょ?) 読んで字のごとく「腎臓が破れちゃいましたぁ」パチパチパチ拍手ぅ!

それはまた ある夜の出来事・・・

休みにもかかわらず やりのこした仕事をするために会社へ行ったわたし(偉い!) 簡単なことをパッとかたずけて晩飯を食べにでかけた。

その帰り道・・・

ちょっと近道をして 道路を横断。ガードレールを飛び越えて駐車場を横切ろうという考えだった。こうみえても陸上部 ハードルで県大会にも出ていたらしい 障害物はおてのもの。
さっそうと飛び越えた!イェーィ!

が・・・ 着地するはずの地面がない。

その瞬間 瞳に映ったのは 着地するはずの対岸と そしてほの暗い道路わきの側溝。

そして脇腹に衝撃・・・(逝った・・・)

そのまま2m下の底に落ちる。遠のく意識。
しかし私は頑張った「ここで気を失ったら誰も見つけてくれないよー」ってことで這い上がる。
かろうじて駐車場に出る が 立てない。歩けない。仕方なくほふく前進(生まれてからそのときだけのレンジャー訓練) そしてなんとか会社の入り口へ。
心配そうに同僚に囲まれ事務所へ行く。見た目の傷はたいしたことなさそうだったので ちょっとあばらを触ってみる。
「うん^^折れてない!」
喜んでいたが上司にとりあえず病院へ行けと指示を受けた。
「いってきまーす」と 病院へ。

「打撲ですね^^」
「はい^^」

帰された私は無事帰宅。

が しかし・・・

何やら様子がおかしい。。。熱がすごい 吐き気がすごい 意識がもうろうとする。


※ここから先は20歳未満および心臓の悪い方、自信がない方はおやめください。m(。。)m


なんだかトイレにいきたくていってみた。
「んー なかなか出ないなぁ・・・」
「あん??? ん??? あれ???」

(トイレ中が紅いです・・・よ?)と

その場に倒れる。

異変に気付いた母が急いで病院へ連れてゆく(「打撲ですね^^」の病院です)

「腎裂傷ですね^^」
「はい??」
「取るしかないかな」
「えぇ??」
(サッキトチガウジャナイデスカ・・・)

ここまでで既に怪しい病院なのだが 話はまだ続く・・・

そのまま入院した私。
三日後のこと

「今日は内科で診てもらいましょうね^^」と看護婦さん。
「はぁ (今まではどこだったんだ?心の声)」

内科の先生「いつからここに?」
私「三日前です」
先生「なんで外科なの?」
私「分かりません」
先生「安静にしてる?」
私「歩いたりしてますが」
先生「駄目じゃない絶対安静だよ」
私「他の先生がいいって言ってました」
先生「そう? で 食事は?」
私「食べてません」
先生「食べなきゃ治んないよ」
(いや 食べさせてもらってないのよ・・・)

そして以後一ヶ月に及ぶ入院が始まる

「あっ その患者さん歩き回っちゃうから縛っといて!」


いい加減にしろーーーー!!!

※フィクションではありません・・・
※ちなみに腎臓は取らなくてすみました。まだついてます^^

えぇ ここまで読んでくれたあなたは 凄い! 私の体験談よりはるかに凄い! きっと温かい寛大な心を持っているのですね^^ 長々と失礼しました・・・ みなさんお体に気をつけて。



散文(批評随筆小説等) 病院体験談 その2〜4 (大盤振る舞い!) Copyright ベンジャミン 2004-12-02 13:09:36
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