倦怠と憂愁
yamadahifumi

あの丘の上では

昔の僕が泣いている

あの浜辺では

今の僕が、孤独のまま

疾走している

何もなかった人生

絶望しかなかった青春

今、僕は昔の詩人のように

手の平を眺めて自殺を想う・・・

一人、静かに

夜の上に腰かけて・・・

波は寄せては返し

僕の倦怠と憂愁を浚っていった


自由詩 倦怠と憂愁 Copyright yamadahifumi 2012-03-10 17:45:07
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