まるえみ
藤鈴呼


あの人が
私に 言ったの

あれは 未だ
出会ったばかりの頃

だったかな
一緒に歩もうと
決めた後 だったかな

もう どっちだったって
良いんだけれども

アナタの名前
いつも 笑っているから
笑美、だったらば
ピッタリなのにね
って

そう 言われて
ハッとした

いつも
いつまでも
笑ってたいなって
そう 感じた
瞬間だったから

丸い 茄子みたいにね
越の丸茄子って
言うんだってサ

本当は 掛詞 一つ
絡めたかったんだけど
なっかなか
適わなくって

でもね
フライパンで 炒るより
焼くか 煮るのが
一番 美味しい らしいのヨ

茄子の皮は
とっても 柔らかいけれど
中の身は
や〜らかいからネ

油も いっぱい 吸い込んで
や〜らかく なるんだからネ

アタシも まだまだ
脂肪以外のモノならば
いっくらだって
吸収できるような
気がしてるんダ

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自由詩 まるえみ Copyright 藤鈴呼 2012-03-02 19:07:26
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