祈る
吉岡ペペロ
祈る
光が俺を通り過ぎていった
俺の祈りはあまりに浅くて
命をたぎらせても
感謝に沁みても
透明人間のままだった
喜びの笑み浮かべても
なんだか形だけだった
祈る
光が俺を通り過ぎていった
世界を解釈してはならない
俺よ、世界に働きかけろ
世界が俺を解釈するのだ
俺よ、世界に働きかけろ
きみが正しくて懐かしかった
自由詩
祈る
Copyright
吉岡ペペロ
2012-02-25 21:55:17