ワタシヲシバルモノ
atsuchan69

たとえば試みに、「Another HTML-lint gateway」で某サイトを採点しました。
(http://bungoku.jp/)
結果は以下の通り。↓
「たいへんよくできました」
限りなく問題のない構文ですが、厳密に言えば、残念ながら100点ではありませんでした。(me to, ボクのHPも)
ソースの表示で見る限り、
最初の一行目で「W3C//DTD HTML 4.01 Transitional」を宣言しているのに(軽度の)エラーが14個あります。
何処かの【ガチ詩人派】にも似て「DOCTYPE宣言」は、ほとんど宗教です‥‥と言い切ってしまってよいだろう。

引用:【DOCTYPE宣言がなくても、たいていのWWWブラウザは(自分の都合のいいように)HTMLを表示してくれますし】
――等と、W3C HTML Validation Serviceの解説書自体がエラーについて、そのように述べているくらいなのだから‥‥笑う。
それじゃあ、というので大手ポータブルサイトのヤフージャパンを調べてみた。
⇒出た。あっ、なんとまさかの−31点! 
だ、だけどココ、とんでもなく大勢の人が何不自由なく閲覧しているよな。

そこで思い出すのは、ボクの書いたこれ。↓
http://bungoku.jp/monthly/20060509_821_1243p.html
ある方に評をお願いしたところ、
この詩についての批評はできませんとのこと。
「なぜならこの詩は、『愛』とか『自由』、『欲望』とか月並みな言葉の羅列だからです」みたいな御返事を頂いた思い出がある。
うーん。と、まあ。そりゃあ、うんとか学会だの幸福のうん学だのホルモン狂だの逃避つぅ学会だの‥‥日本人はオカシナ宗教が好きだからな。
肉体および精神の鎖を解かれた筈の【詩】という自由の大地においてさえ尚も【ワタシヲシバルモノ】が必要であったとは‥‥。

序にいえば、スラッシュ使いについても、こことはチャウ/チャウ/某サイトへ投稿後、わざわざ大詩人の先生がメールまでくれて、
「こんなもの平気で使うなんて、あなた笑われますよ」などとスラッシュ削除の書き直しを強いられたことがある。――モチ、断固拒否したゾ。
まあ、そんな変なオッチャンのことを必要以上に書くと、ここでは気まずい人もいるので止めておくが。

詩を書くにあたって、あるいは絵を描くのには様々な方法がある。
もちろん読み手にだって無限大の受けとり方があるのだが、後世に残るべき詩が単に技術的な優位を誇るものでしかないとしたら‥‥

ボクは悲しい。


散文(批評随筆小説等) ワタシヲシバルモノ Copyright atsuchan69 2012-02-24 10:54:37
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