君の愛をください
ジュリエット



あの日確かに
君は私のこと
好きだって言った

でも今の君は
私が好きなようには
見えません

からかってるなら
鬱陶しいなら
嫌いなら

そう言ってよ

傷付くのはいつも私なんだ
もう痛いのはやだ
怖いのはやだ

あの人みたいに
私を捨てるなら

最初から
好きだなんて言わなければよかったんだよ

君のこと
すべて愛してしまった私は
もう取り返しがつかない

毎朝毎晩泣いていても
君が好きなんだよ

大好きだって言っても返事はありません
抱き締めたら腕をすり抜けてどこかに行ってしまいます

君の心って
どこにあるの

私はこうやって
いつまでも探し続けるのかな

もう痛いのも
怖いのも
いやなんだ

君に傷付けられるのが怖い
君に捨てられるのが怖い

失ったら穴があいた心から
時間をかけてすべてがこぼれおちて
いつか私からはなにもなくなってしまうでしょう

君に捨てられるのが先か
私が壊れてしまうのが先か

どちらも
痛い
怖い

ください
からからに渇いた
私の心に

君の愛を
君だけの愛を

愛をください
愛をください













自由詩 君の愛をください Copyright ジュリエット 2012-02-19 09:09:48
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