私はね
相手のいる人を
愛したことがあるんだ

あの頃の私はなにか間違ってたんだ

私は
すごく遠くて
顔の見えない人を愛した

毎日
毎日
もっと早く出会えていれば…
もっと早く生まれていれば…
って自分を責めながら

ひとまわりも年上の人を
実在するのかすら
わからない人を
必死で愛した

何度も何度も
つらい思いをした

なのにいつかあの想いは
消えていったんだ

あの恋に
意味があったのかは今でもわからないけど

きっと…
あの頃があったから
今の私があって
君に出会うことができたんだね

君に出会えてよかったよ

君に出会わなかったら
きっと私は悲しい人になっていた

君にもあの恋を
話すときがくるかな
君は笑って聞いてくれるかな