ある鳥の寓話
命
ある鳥は海で生きていた。
しかし彼は他の魚のようにうまく泳ぐことができない。
それは彼の翼は他の魚のひれのように海で舵とはならず
そして水中に長時間いると苦しくなってしまうのだ。
鳥は落胆し、海上をさまよっていると、
自分があれほど厭っていた翼を持って、
海よりも自由に、高く、光に満ちた空という世界で、同じ仲間が生きていた。
彼は自らの翼の価値を知り、環境のためにそれを犠牲にすることなく、
悠々と空に旅立っていった。
自由詩
ある鳥の寓話
Copyright
命
2012-02-16 13:45:14