早春賦
そらの珊瑚

雪解けて清水は運ぶ春運ぶ
        うたを謳うよ早春の賦を


言の葉の森で遊ぶよ妖精は
        人見知りなりいたづらであり


薄青の空にひと刷け浅緋色
        夜明けが今朝も愛をうたって


仕組みなど何も知らぬがこのときを
        生きている心臓が動いてる


ひとみにはかなしみだけをうつすとも
        やさしいまぶた わたくしはもつ


短歌 早春賦 Copyright そらの珊瑚 2012-02-13 12:00:23
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夢見る頃を過ぎても(短歌)