ありふれ
石田とわ
せつなさと呼ぶにはうす汚れ
虚しさと呼ぶには大げさすぎる
そんなありふれた感情は
ありふれの日常で塗りかえられ
やがて記憶は薄らぐのだろう
日常はくり返しくり返され
この記憶の最後に残るものは
なんだろう
自由詩
ありふれ
Copyright
石田とわ
2012-02-09 01:29:14