一粒の氷
ちゃんこ

風邪をひいてしまった

幸い喉は痛くないが
鼻が詰まって
息苦しいのだ…

身体がダルくて
横になって
目を瞑る

ふと君が氷を
口に一粒入れてくれた
日々を思い出した

うつらうつらしてると
愛する彼が
鼻の通りが良くなる様に
とホットティーを
入れてくれていた

熱々のホットティーを
飲みながら
彼と昔の君の優しさに
涙が出た

いつだって私は大事に
されていたんだと
心底嬉しかったよ

辛い時は泣いていいから
無理して笑わなくて
いいんだよ

その涙があるから
次に必ずくる
幸せな出来事が

今より
もっともっと
大切に出来るから

自分を信じて


自由詩 一粒の氷 Copyright ちゃんこ 2012-01-14 20:38:43
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