死にゆく夕べ
涙(ルイ)

もうダメかもしれません
最近 夢見が悪くて
脅迫されて起こされる毎日なのです
朝から頭がガンガンして
ロキソニンと頓服のリボトリールを2錠飲むのですが
この不安と焦燥はいつまでも消える気配がないのです


死んでしまいたい
消えてなくなりたい
自分が生きていたという事実さえ消してしまいたい


会社へ復帰したはいいけれど 誰でもできるような仕事ばかり与えられ
自分から辞めると言い出すのを待ってるみたいでいたたまれなくて
まさに真綿で首を絞められてるというのは
こういった状況のことをいうのだろうなと
実感としてそう思ってみたり


私になにができるだろう
何もできないような気がしてくる
死にたくなって 消えたくなって
またクスリに手を出しそうで



こんな気持ちのまんまじゃ
次のことなんてとても考えられないよ
死にたくなってクスリ飲みたくなるような奴に
仕事を任せてもらえるはずがない


一体私は どうして消えたいなんて思うのだろう
どうして死んでしまいたいなんて考えてしまうのだろう


自分を必要とされたい、なんて考えてるんだって
そんなこと思ってること自体 驕った考えなんだよ
必要とされたいならされたいように努力をしなければいけないだろう
やさしくされたかったら 自分からやさしくしなきゃ



死にたくないよ 生きていたいよ
せめて詩集を出すまでは
生きて 活きていきたいよ
そういうのは やっぱり度がすぎますか
身の程知らずですか
自分のことも制御不能なのに
他人をどうにかしたいなんて
やっぱりどうかしてますよね


私が私であることを認めてあげること
他の誰でない 自分であることを知ること
自分の声に ちゃんとちゃんと耳を傾けてあげること


静かにじんわり心が悲鳴をあげていたのに
それに気づいてあげることもできなかった



やさしくなりたかった
誰かの心に そっと寄り添うような
そんな言葉を綴ってみたかった


だけど私は 私を書くより他に方法を知らなくて


無意識に君を傷つけていたらごめんなさい
どんな言葉でも 人は傷ついてしまうものだから
たとえば「愛してる」っていう
その言葉でさえも


もうダメかもしれません
最近 夢見が悪くて
脅迫されて起こされる毎日なのです
朝から頭がガンガンして
ロキソニンと頓服のリボトリールを2錠飲むのですが
この不安と焦燥はいつまでも消える気配がないのです


これを云ったら またあなたに叱られちゃうかもしれないけれど
またクスリを26錠飲んでしまいました


死の誘惑に負けそうになってしまうのです
所持金150円だし 冷蔵庫はからっぽだし


こんな人間 はやくいなくなったほうがいいんですよ


ごめんなさい
あまりにも自虐的すぎましたね
大丈夫です
私はまだ死んだりしません


つらいときつらいって言い合える友達がいるし
遊ぶ友達もいる
死にたいよぅって云ったら
本気で怒ってくれる友達もいる


だから私は まだあの世にはいきません
あの世なんて本当にあるのかどうか
私にはわかりませんが
とにかく 死んでたまるかって感じです


詩集 ちゃんと形にしたいし
(読んでくれる人がいるのかが不安だけれど)
エレカシのライブにも行きたいし
CDもDVDもいっぱい観たいし
あと、寺山修司の本も嶽本野ばらちゃんの本も買いたいし
楽しそうなことはとにかく何でもやってみたいし
そのためにはやっぱりちゃんとお金貯めなきゃいけないし
13日(あるいは16日)まで所持金150円なんて
笑い話にもならないし
それは全部 自分の浪費癖のせいだから
誰になんて云われても返す言葉もないのだけれど


何にもできなかった
何にも形にできなかった


この先ほんとうに生きていけるのかな
この先ほんとうに仕事なんてできるのだろうか


打ちのめされた時間は 
どれくらいで埋めることができるのでしょう


何にもできません
何にもなれません


悲しいふりばかりしてしまいます
得意なのはそれくらいしかありません


この先 こんなんで生きていけるのでしょうか

やっぱり 死ぬよりほかないのでしょうか


もうダメかもしれません
目の前にクスリがあると
飲んでしまうのです
不安を解消するために
次から次へと口に運んでいきます


どうしようもない気持ちを
クスリで埋めようとして失敗した


もう何がなんだかわけがわかりません
生きたい気持ちと 死にたい気持ち
両方が心の中で共存しているみたいです



生きたい でも 死にたい
それでいいんじゃないのかな
生きたい気持ちも死にたい気持ちも本心なんだし
無理栗どちらを選ばなければならないのなら
きっといまよりずっと苦しい思いをしそうな気がして


だからいいのです
両方あって私なのだから


死にたくなんかないよぅ
だけど 生きているのもしんどいよぅ


しあわせになりたいなぁ
私用のしあわせは 一体どこにあるのですか
教えていただけませんか
ご存知なんでしょう 神様なんだから
自分でみつけなきゃ意味がない
とかなんとか もっともらしいこと言い出すんでしょう
自分でも十分探したよ
でも 見つからないから聞いてみたんだ
やっぱり教えてはもらえないんだね


生きるとか死ぬとか
もうそういうことに執着するのはやめてしまいましょう
ただ時のすぎゆくまま 赴くまま
飄々と生きていくと致しましょう


路上に立ち尽くす自分の姿を
これ以上見たくないから


明るく生きていくことと致しましょう
笑って生きていくことと致しましょう


先のことは先のこと
今は今のことだけを考えていればいいのです
それがいちばん楽に生きれる方法なのです



泣きたくなったら 夜空を見上げて
月は今日も青白い光を放ちながら
やさしく見守ってくれているから


暗闇でも怖くなんかないよ
月夜が行く先を照らしてくれるから


淋しくなってもひとりぼっちになっても
もう泣いたりなんかしないよ
晴れた日には月の光が
どしゃぶりの夜には
打ち付けるような強い雨音が
一緒に泣いてくれるから



あなたにとって私は
必要な人間ですか
それともやっぱり
いらない人間ですか


自由詩 死にゆく夕べ Copyright 涙(ルイ) 2012-01-08 19:49:05
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