おい おまえ
死にたくても
死のうとすると気持ちとは裏腹に身体は必死にもがく
「生きたい」っていう、動物の本能には最期まで勝てないんだ
身体が生きようとしてる

なぁ おまえ
生きてく理由なんて
それだけでじゅうぶんじゃないか

おい おまえ
楽しみがないのなら
自分で見つければいい
話し相手がいないのなら
自分で誰かに声をかければいい
それができないなら
明日も生きていけばいい

なぁ おまえ
なにか探すのも
「生きてく」意味なんじゃないか

おい おまえ
なんで生きてるのかなんて
おれにもわからない
ただ
外に出て
寒いと感じたり
暑いと感じたり
家に入った瞬間
その暖かさにほっとする
それが
おれが生きてく理由だと思って生きてきた

なぁ おまえ
生きてく理由なんてそれだけでじゅうぶんじゃないか