桜宮
杳
名前も聞けず
夜があける
わたしたち
音をなくした
風の強さで
振動する躰
響く、海原
わたし緑色
あなた薄紅色
目の前で
絶望が呼んでる
花弁、ふわり
自由詩
桜宮
Copyright
杳
2011-12-19 07:13:46