耳鳴り
菜穂

心の声を聞くのには
耳鳴り程度がちょうどよい

不必要な言葉は聞こえない
でも 
自分の愚かな声は聞こえてしまう

月と太陽が逆さになって
月明かりで過ごすこの世になったなら
余計なモノも見えなくなって
ちょうど良いかもしれないね


自由詩 耳鳴り Copyright 菜穂 2011-12-05 20:04:24
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