群青の夕景
吉岡ペペロ

新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝手にミニチュアだと判断してしまうのだ

ぼくの脳はだまされている


傷やその傷の痛み

荒み

苦しみ

そこからの救われ


新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝手にミニチュアだと判断してしまうのだ

ぼくの脳はだまされている







自由詩 群青の夕景 Copyright 吉岡ペペロ 2011-11-27 01:45:47
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