生き刻む
シホ.N


夜の闇にまみえる強がり
朝の光を拒もうとするまどろみ
どうするんだどうする
ずるずると重い足をひきずって
まだまだ迷ってみるのか
悲しみ苦悩
そのようにみえるもの
どうするんだどうする

人生は
なにものでもなく
人との関係も
なにものでもなく
ただ
感覚器からの入力による
脳のはたらきが
気もちよくはたらいてほしい
悪をおかさず
善をいつわらず
ただ存在することが
生きているということ

生きていくつもりなら
気もちよく
生きているつもりなら
気分よく

悲しみや苦悩は
忘れずに胸に刻む
血が流れて痛いくらいに
深く刻みこむ



自由詩 生き刻む Copyright シホ.N 2011-11-18 20:51:52
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