アイビー (想起させるものに、忠実に)
乾 加津也

きみが覆いつくした 世紀は輝く

きみは高らかに筆を降ろし 画布から水面につたう

きみは光と水を 調合する

きみは招待で

振向くきみは侵食のようだ

きみは廃棄物マニフェストの保存先であり

窓辺市生まれの天使は盲目





きみはあらゆる





朝廷を載せて 断頭台まで

きみは

這う


自由詩 アイビー (想起させるものに、忠実に) Copyright 乾 加津也 2011-11-14 11:44:19
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