猫と昼寝
……とある蛙
猫 呑気にたんすの上
バスケットの縁に首をのせ
顔だけ見せてご挨拶
声にならない鳴き声で
名前を呼ぶとニャンと鳴く
小さな口でニャンと鳴く
小さな声でニャンと鳴く
今日も呑気のたんすの上
俺の眠気を奪い去り
顔だけ見せてニャンと鳴く
そのうちスックと立ち上がり
たんすの上から下りてきて
俺を置き去り窓の外
日なたでファーァと伸びをした。
自由詩
猫と昼寝
Copyright
……とある蛙
2011-11-13 12:56:18
この文書は以下の文書グループに登録されています。
猫