寝坊烏
mortalis

 


からすは東の向こうまで

月のねぐらに帰ります

朝が来るのをそこで待ち

一番鶏に起こされる

あるときからすはうっかりと

月の運行 忘れてて

起きたら西まで運ばれた

ことに気づいておおわらわ

東の空向け飛んでいく

東天紅までもうわずか


 


自由詩 寝坊烏 Copyright mortalis 2011-10-25 04:07:59
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