ひび割れのフレーム(六)
信天翁

いまや フィルターは染みがつき
一滴一滴が
嫌だ 嫌だと呟いて
ドリッパーから墜ちてゆく
レギュラーコーヒーのしずく達
次第に近ずくカップの満杯
もう熱湯は入れられない
じっとみつめていると
それは まるで
おらのTheEndを暗示されてる
          ようだ


自由詩 ひび割れのフレーム(六) Copyright 信天翁 2011-10-16 09:35:24
notebook Home 戻る