屈折の澱み
藤鈴呼

先日は 布団干しに 挑んだ

梅雨時期は 危険だ
知って 居ながら

果敢な挑戦が 屈折の澱みを 
引き起こす

出掛けに 雨粒
思い切り 焦った僕は

君と リュックを 置き去りに
階段を 駆け上がった

ドカン ドカン と 何かにぶつかりながら
布団を 床に 落とす

時間も無いので そのまま ブーンと
ハンドルを 握り
君の 頑張る地まで ひとっ飛び

嗚呼 本当に
飛べたなら 良いのにね

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自由詩 屈折の澱み Copyright 藤鈴呼 2011-10-04 18:38:01
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