はじまりの詩
服部 剛

そろそろ(忘れるコツ)を身につけたい僕は 
凹んでしまいそうな夜にこそ 
「Today is anotherday」と言ってみる 

自分の落度に指をさされて 
眉をしかめそうな時にこそ 
人に無償のSMILEを――― 

煉獄に落ちそうな心に 
じわり・・・と何かが広がってゆく 

午前には、火花が散りそうな人とでも 
午後には、瞳と瞳を合わせて  
しっかりバトンを、この手で握る 

誰だって、時には大きな嵐の只中を 
歯を喰い縛って潜り抜け 
輝ける一日へと至るのだから 

さぁ、今夜もぐっすり眠り 
童心の寝顔で、夢を見よう 

窓外に朝陽が昇る頃には 
昨日までの些細な全ては、Resetされる 

「Todey is anotherday」と呟いて 
前を向く、目線の先に視えて来る 
あの日向ひなたへと、僕は往く 








自由詩 はじまりの詩 Copyright 服部 剛 2011-09-14 22:42:11
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