回転
うずら豆

酸性の雨粒が矢のように
僕の身体を貫通する

同時に精神までも
錆び付かせ蝕んでゆく

狂い始めた命は
くるくる回って遠心分離

泣きたいほどの自己防衛
不純物を弾き飛ばせ

助かる道はそれしか無い
生きる道はそれしか無い

回れ!
回れ!
回り続け!

星に届くくらい
光速回転で

それでも雨は
降り続いてる



自由詩 回転 Copyright うずら豆 2011-09-05 23:55:29
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