りょう/うまれたひ
かんな


きょう
きみがうまれたひに
たどりつきました
ふたりでいっしょに
そのいみをすこしかみしめたい

いきかたは
ひどくつたなくて
そのすえに
きみにであったような
きがした

きかした
おもいをつなぎとめようと
ひっしになるより
あらたなあいを
きみにささげよう

なにももたずに
なにももたらさずに
そばにいたとして
ありのまま
いきられるのでしょうか

たとえば
そんなこともかんがえました
だからつたないって
おもうけれど
きみはなんていうかな

ろうそくの
ほのおをみつめて
ひとつのいのりをのうりに
うかべてみる
すいめんのようにゆらいで

しあわせの
ほんらいのいみなど
みずからていぎしなければ
みつけられないように
できているの

せかいも
せいかいもまわっている
ちきゅうぎのように
くるくるくるくる
めまぐるしくへんかする

いっしょに
いきていきたいとせつに
ねがってしまう
きみがほのおをふきけす
そのしゅんかんにいのります


たんじょうび
おめでとう





自由詩 りょう/うまれたひ Copyright かんな 2011-09-02 17:02:44
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