孤独な生き物
そよ風

『食物連鎖なんて終わってしまえ』
呪いの言葉をつぶやいて、
足元のジャリを雑草に投げつける。

ジャリを投げつけることだけが、
わたしの心と体をつないでいる。

『食物連鎖なんて根っ子から絶ってやる』
雑草を抜く。集中して、怒りをこめて根っ子からたっている。

みんな繋がっているなんて、うそだ。

もし
そんなことが、あったとしたら
私は孤独過ぎる。


自由詩 孤独な生き物 Copyright そよ風 2011-08-29 23:55:49
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