割別
ねなぎ
萎んでいくゴムみたいに
消えてしまって
僕は煙草を
持て余してる
いや後輩にね
刺青させて下さい
言われてね
刺青だったら良いよ
って言ったんだ
価値など無いし
価格も無いのに
決めないと
生きてけない
の方に友達が
多いんだけどさ
あそこらへんって
マジでヤバいから
匂いと体温を伴う
現実が垂れ流される妄想よりも
冷えて固まって
痛くなっていく
普通
横に切るでしょ
それを縦にいっちゃって
骨が見えてんの
いつしか
会話は途絶えて
荒い息だけを
貪っていた
マジで
そんなんじゃ無いから
今は楽しいし
関係無いでしょ
重なり
繋がり
それでも
一つには成れず
彼氏は優しいよ
家賃とか全部
うちが払ってるけど
好きだからね
気持ち良くなりたいのに
気持ちなんて無くて良い
飽きたら放り出すんだ
そしたら一人で生きてけないでしょ
そろそろ面倒くさいし
嫌いになったら
誰あんたって感じ
そういう面倒な奴なんだ
そして
一人
部屋に
一人
誰も
彼も
何も
語らず
一人
用事あるから
先出るよ
その箱の残り
全部あげる