朝へ
yamadahifumi

球体の斜面をすべり落ちると

そこには白い空があって

それはまるで宇宙の塵の如く

浮かんで落ちようとしない・・・

その中をパイプの煙の輪くぐりのごとく

くぐっていくとまた空中に出て

そこでは巨人が人をつまみ喰いして

僕も頭部だけガブリとやられて その部分だけ夢見し

永遠に空から離れられないという・・・



さて、朝だ



自由詩 朝へ Copyright yamadahifumi 2011-08-18 13:25:26
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