走る野良犬
番田 


色々な花を咲かせたいのだ
何もない この 土地に
瞳の向こうに広がっていた
時の中で きっと 僕の 忘れた 日々が
だけど それは 何故だろう


時の中で
僕は 夢を 思っていた
それは 一体何故だろう
耐えることのない 呼吸を 繰り返した
息を 切らせて
夜の中を 僕は 走った


わからなかった
一体どこに行くのだろう


走るだけだ
着ていた服も 僕は 投げ出して
小石を 蹴って
遠くに輝く 光の 中へと



自由詩 走る野良犬 Copyright 番田  2011-08-03 01:54:35
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