ノート(40Y.7・4)
木立 悟
自転車の前輪の
音も姿も消えてゆく
ただ後輪の影だけが
どこまでも自分を追い抜いてゆく
見えなくなる 見えなくなる
夜の光の下
深緑の猛者
おいしげる
おいすがる
見えなくなる
どこまでも
どこまでも
追い抜いてゆく
自由詩
ノート(40Y.7・4)
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木立 悟
2003-10-17 19:39:26
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