空は晴
洞野いちる

吹き荒れる灰色の風
立ち上がれなくて何度も膝をついた
拳に食い込むのは砂の痛さじゃなくて君の悔しさ

俯かないで空を見上げて
嵐がいつか止むように
君の世界も光差す日が来るから

恐れても怖がってても一ミリだって進まない
不安も希望も君の前に姿 現わさない

「とりあえず」からはじめてみよう
気楽な気持ちで一歩踏み出せたら
空は晴
あたたかな陽光(ヒカリ) 君を包み込むよ



自由詩 空は晴 Copyright 洞野いちる 2011-07-22 17:56:39
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