闇鍋と溶解度
aria28thmoon

燻し銀の闇夜

溶けてゆく、
何らかの感情
(それは、誰も知らない)

ぐつぐつと煮えたぎる鉄製の鍋に満たされた黒
あぶくがひとつ弾けるたびに
世界が生まれ変わるのだとかいう話
(それはリアルな虚構か
(はたまた疑わしき真実か

満ちみちてあたたかに進んでゆくはポエジィ

ら、ら、ら

出鱈目なメロディー駆けめぐるはエナジィ

る、る、る

る。

燻し銀の闇夜

溶けてゆく、

溶けて、ゆく。


自由詩 闇鍋と溶解度 Copyright aria28thmoon 2011-07-21 13:39:47
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