ケツ毛占い
花形新次

僕は君を愛していた
初めて出会ったときからずっと
君が好きだった

もう君しかいないと思った
君のためなら死ねると思った
君のためだけに生きようと思った

でも君にその思いを伝えることは出来なかった
僕は自分に自信がなかった
僕はダメな人間だった

僕はただ運命に身を委ねるしかなかった

僕は自分の肛門周囲に密集するケツ毛を引っこ抜いた
「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、
 スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ・・・」
「・・・・スキ!」
そんな夜はステキな夢が見られそうな気がした
(どんだけケツ毛ボーボーやねん!)


自由詩 ケツ毛占い Copyright 花形新次 2011-07-20 22:35:19
notebook Home