朝に
一酸化炭素

気付かないうちに朝になって

気付かないうちに夜が過ぎてた

昨日の貴方はもういなくて
今日の貴方が動き始める


貴方をもっと感じたくて

夜の境目を探しました


星をつたって
月を頼りにしながら

夜の境目を探しました


見つけたら

昨日の続きが聞きたいと
今日を休ませてあげたいと

お願いしよう、なんて

考えながら


私は夜が嫌いで
泣いてしまう程だけど

慰める貴方の体温を
感じられるから


今私が

夜の境目を見つけて

まだ、二人だけにしてと

お願いするから



だけど

私は朝がすきだから

お願いできるくらい
仲良くなるほど

だからね、

ときどき

ちょっとだけ

朝を早く呼んじゃうかも


私は朝が好きなの

ずっと一緒にいてくれたと分かる

朝が好きなの

見ているのは私だけだと感じる

朝が好きなの





つまりは、

貴方が好きなのよ




自由詩 朝に Copyright 一酸化炭素 2011-07-02 09:34:15
notebook Home 戻る  過去 未来