左手の存在感
kauzak

副木が緩んだように感じるのは
早くも筋肉が落ちたからなのか
単に着けそこなっているだけなのか

左肘を傷めてから一週間が経ち
分かっていたつもりでも
それ以上に日常の所作に支障をきたして

やるせなくなる

Yシャツのボタンをはめる
電話で話しながらメモを取る
箸でご飯を食べる

こんなにも左手が
利き手ではない手が活躍していたのだ
と思い知らされている

副木が緩んだように感じるのは
早くも筋肉が落ちたからなのか
無意識に動かしていたからか

治りが悪くなると頭で理解しても
つい手が出てしまう
もどかしさを耐えきれずに


自由詩 左手の存在感 Copyright kauzak 2011-07-01 23:58:53
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