骨のない夜
たもつ

 
 
ガラスに触れるクラゲの触手
骨のない夜、月に発光する

僕らの大切な約束は
フライパンの中
焦げた形の文字列になる

(自転車はさっき片付けておいたから)

どうしてだろう、いつも
悲しみのようなもので
冷蔵庫を満たしてしまうのは
 
 


自由詩 骨のない夜 Copyright たもつ 2011-06-30 18:40:54
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