心地よい光を求めて / 陽だまりに眠る
beebee
手を伸ばしてまさぐってみる
暖かい柔らかいものがあって
それが心地よいのだ
その中心からは光が
木洩れ日のように洩れて 揺れて
額に光が当ると許されていると思えた
突然に涙が流れ
自足する想いに息が詰まった
少しく口を動かしてみた
そのつぼめた口元も
許されていると思った
白い静かな明るい光だった
息が静かに安定して来た
後は心地よい眠りが襲い
眠ってしまった
神を知った気がした
たとえそれが偽りであろうとも
その想いこそが真実なのだと信じた
汝 心よわきユダの系譜に繋がる者
何時かまた疑いに自らを誹(ソシル)る者よ
今はただ無心の眠りを眠り給え