眠ってる君
subaru★

いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇

人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕が綴った日記を 君の胸に置く
君が暇を持て余さない為に

献杯の声が撓垂しなだれ掛かって
聞こえない 聞こえない 聞こえない と
強情な暗示が此の部屋を ただひたすら 流離う
君の冷たくなった手を温めています ただひたすら


自由詩 眠ってる君 Copyright subaru★ 2011-06-13 01:20:07
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