今日と明日の境目に
少女A

固くて冷たい床の上
ごろんと転がっている 体 
肌色の塊

Kの重み 底無し 愛しい

戸籍から消えて
楽になりたい
決して死にたいわけじゃなく
霞になって
漂いたい
憎い昼間のビルの周りを
ぐるぐるぐるぐる

きっと
Kとの間に難しい事は無くなって
子供みたいにすぐ笑って
目に見えなくとも
本当の姿を愛せるはず

冷蔵庫の音がする
Kの瞳と唇が光る

0か100かの世界なんて



自由詩 今日と明日の境目に Copyright 少女A 2011-06-06 22:57:45
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