もいちど彼女が行くところ
番田
日々のことは
何も見えない
東京の匂いの漂う
交差点で見させられた
自分がとても寂しいのは何故なのかと思った
私は白い買い物袋をぼんやりと下げながら
遠い街並みを黄色い彼方に思い描いている
私は寂しく茶色に汚れた壁の前に立っていた
自由詩
もいちど彼女が行くところ
Copyright
番田
2011-05-26 02:39:27
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