肌寒いよるには
朧月

不安って食べられるかな
自分の不安を自分で
やっつけたい

足元がすーすー寒いから
ふかふかの靴下みたいな言葉でうめる

平気なふりして
笑ってみるの
口角にーっと上げてみる

楽しいことだけ
考えてみるの
まあるい月だけでいいから

不安をまるめて口に隠す
あなたがなにかいっても
だからこたえられないの

でも
わかってほしいの



自由詩 肌寒いよるには Copyright 朧月 2011-05-17 22:58:39
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