それだけ。
榊 慧



お前ら死ねよ。
っていう朝。俺は午前二時過ぎにようやく眠れて午前五時に起きた。朝飯を準備して作った、お前ら死ねよ。
俺は医者に家に居る限りでは悪化していく一方でしょうと言われまあ我慢に我慢をして今を過ごしているわけだけれども後遺症というか影響やトラウマから逃げるのはかなり難しいことであり、もう、お前ら死ねよ。となっているのである。ぶっ殺したいのである。
というか、悪化はつづくのであるので。死ねよ。死にたいわーあー
アームカットしたいな。しよっかな。

態度には無論出さないけれどぶっ壊してやりたいというものはなくならないのでありああだから嫌なんだ。死にたいっていうよりも、死ぬしかないということを俺は結構知っている。知っている。殺したい。死ねよ。死ぬしかない。メメント・モリ!


放火魔が家に来ないだろうかと思い始めたときから耳鳴りは現在まで続いている。死ねよ!
悪魔と言われようが俺は死ねよと思うだけで何も変わらない。悪魔のままである。ちなみに悪魔という呼称は母親から賜ったものである。どうでもいいわ。殺したいと死にたい、ないしは死ぬしかないっていうのは変わらない。
俺が悪魔と言われようと俺はぶっ壊したくて、ぶっ殺したくて、殺したくて、自分が死ぬしかないので俺はアームカットしたりこらえたりなのである。
で、ますます悪化して言っているので俺は怒りをぶつける場所もない。ぶつけたら人殺しに昇格、ぞくぞくするね。

ああああああああああああああああああああああ、とか叫べないし俺は家族に手をあげたことはない。逆は数え切れない。
真面目なんですよお、俺。とても真面目でザ・真面目っていう生活を送っていても憎悪は湧き出て死にたい死にたい死にたい死にたい「死ぬしかない」「死ぬしかないから死にたい」、です。
人生ってこんなもんだ。いつ死ねるんだろう。殺すか死ぬかのどちらかが先で俺はまだ決めていないが電車の中でカッティングしたら駅員につかまるかしらあははははははははははは

死ねよ!「死ぬしかない。」




散文(批評随筆小説等) それだけ。 Copyright 榊 慧 2011-05-09 08:17:04
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